首相+総裁会談見通し/中国経済の影響度(8/18)

過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は8月18日(水)の金融・経済情報をお送りします。

■首相+総裁会談見通し/
追加緩和措置=次回9月定例決定会合の可能性?

菅首相と白川日銀総裁の定期会合が来週初にも開催される運びとなった。しかし、クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は、財政・金融政策ともに「これまでの措置の延長線上」に止まるとの見方を示した----。

追加対策として浮上してくるのは、財政・金融政策ともに「これまでの措置の延長線上」のものばかりとなる可能性が高く、持続的な景気浮揚効果を望むことは不可能である。その意味において、首相・総裁会合にあまり期待はできないが、日銀が取り得る追加緩和のオプションを簡単に整理しておく。


■中国経済の影響度/
当面、日本に対し中国発デフレ圧力がかかりそう?

東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さん(Mitsuru Saito/Chief Economist, Tokai Tokyo Securities Co.,Ltd.)は中国経済について、政策手段を使い果たした主要国が、こぞって中国に熱い視線を送っているなかで、「日本経済に対しても、中国は良くも悪くも大きな影響を及ぼすようになっている」と語る----。

<中国経済への楽観論が多い中で、気になる動きも・・・>

日本の輸出は既にアジア向けが5 割を超えるようになったが、その主役は言うまでも無く中国。
中国がバブル抑制に動くなかで輸入が目立って減速し、これが日本の輸出にブレーキをかけ始めた。もっとも、その影響については日銀をはじめとして楽観的な見方が多い。つまり、中国経済には戦後の日本と同様、手綱を緩めればすぐに走り出す推進力があり、この秋にも住宅規制が緩和されれば、不動産取引ばかりか経済全般がまた拡大テンポを速める、との見方が多い。実際、今月上旬に実施されたウォールストリートのエコノミスト・アンケートでも、ほとんどのエコノミストが、中国の景気は今年後半に減速を脱して再加速に向かう、とみている。しかし気になる動きがある。


▼今日の株価予想/
騰落レシオは76%、外部環境の落ち着きで反発余地

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した----。

東京市場は反発が予想される。円高や景気減速懸念などを背景に、海外市場に比べて出遅れが目立つ。また、政府が経済対策を打ち出すという期待感から売り込む動きも限定的か。米株高をはじめ外部環境の落ち着きを受けて、買い優勢の地合いとなりそうだ。全体的な信用買い残の解消が進まず安値更新銘柄も目立つが、指数を牽引する主力株の下げ渋りが目立ってきた。東証一部の騰落レシオも76.3%(25日)と反発余地あり。

日経平均の予想レンジは9350円−9200円。短期的には25日移動平均線を中心に9500円処が上値抵抗になると予想されるが、きょうは下げが緩やかになる5日移動平均線を超えて反発できるかに注目。

17日のダウ平均は103.84ドル高と反発。NASDAQは27.57ポイント高、S&P500は13.16ポイント上昇して終えた。 BHPビリトンによるポタシュへの買収提案などのM&Aニュースが相場を支援したほか、ウォルマートやホームデポの決算内容が好感された。また、米当局が米国債の購入を再開したことが伝わると、ダウ平均は一時178.43ドル高まで上昇。ただ、25日や200日移動平均線を上抜けた水準では戻り待ちの売り圧力が強く、上げ幅を縮小する展開へ。業種別では素材セクターが2.3%高。そのほか資本財や、ホームデポの決算を好感して一般消費財セクターなどが堅調に推移した。ドル建てCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ60円安の9230円、円建ては50円高の9220円となった。


話題の銘柄

4452 花王/営業利益1000億円の大台回復へ、目標株価2600円 

野村では、「4〜6月期の営業利益は前年同期比35%(67億円)増益となった。会社の当初計画(同10〜15%増益)を約35億円上回った。原価差額の発生という一時的な増益要因(20億円)もあったが、コンシューマープロダクツ事業のマーケティング費用の効率化や付加価値製品の販売好調がその背景にある」、「11年3月期の営業利益は1000億円の大台に回復すると予想する。08年3月期からの3期連続の減益から、11年3月期以降は明確な増益基調に回帰しよう。高採算な衣料用洗剤や柔軟剤などが好調に推移していることに加え、コストダウン活動の継続で増益は可能と予想する。12年3月期も前期比で営業5%増益を予想し、安定的な増益基調が続くと見る。すすぎを1回に減らせる液体衣料用洗剤『アタックNeo』に続き、10年11月には柔軟剤『ハミングNeo』の発売に伴うコンシューマープロダクツ事業の採算改善が期待される。これらは容量当たりの単価が高く、従来以上の高採算商材と推定されるためである。また10年3月期に黒字化を実現した中国を除くアジア事業も、インドネシアやマレーシアなどの東南アジア市場での業績拡大が全社の増益に貢献しよう」と指摘。今2011年3月期連結営業利益を会社計画970億円(EPS93.3円)に対し従来予想970億円(EPS97.0円)から1020億円(EPS98.9円)へ、来2012年3月期同1060億円(EPS121.3円)から1070億円(EPS113.8円)へ、2013年3月期同1140億円(EPS130.6円)から1160億円(EPS128.2円)へ増額。「利益回復を背景とした自社株買いの実施を織り込んだ今後3年間のEPS成長率は年率9%と欧米の同業他社並みながらPERは低く、現在の株価には割安感が強いと考える」と指摘。DCF法による目標株価2600円を据え置き、レーティングを「2」から「1」に引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ:http://www.traders.co.jp/


●東証IPO銘柄

■SHO−BI株式会社 株式 (7819)
http://www.tse.or.jp/listing/new/9sho-bi.html

当社は、化粧雑貨、服飾雑貨及びキャラクター雑貨等の3万点以上にわたる幅広い商品を取り扱うファブレスメーカーです。有力キャラクター商品を始めとした自社企画商品を企画開発・製造するメーカー機能と、創業以来60余年にわたり培ってきた総合スーパー・専門店・ディスカウントストア・ドラッグストア等様々な業態に強固な販路をもつ卸売業としての機能を、合わせ持っていることが当社の強みです。当社は今後も、消費者のニーズに合ったより良い商品を提供することによって、雑貨のリーディングカンパニーとしてさらなる企業価値の向上に努めてまいります。
会社ホームページ:http://www.sho-bi.jp/


■米追加緩和後のドル円/
1-2ヶ月程度のスパンでは、82円を目指す可能性

FRBの追加緩和の決定を受け一時85 割れまで進んだドル/円相場は、週末の口先介入の効果もあり、やや持ち直し85 円台半ばで推移している。しかし、クレディ・スイス証券、経済調査部ストラテジストの小笠原悟さん(Satoru Ogasawara/ Strategist, Credit Suisse Securities Ltd.)は17日、「足下、米国景気先行きに対する不透明感は強まっており、本邦投資家のリスク回避度が一段と高まれば、再び85円 を割り込み年初来安値を更新する可能性が高い」として、こう語った。


▼円高フル活用術/
日本企業=大金借りて欧米企業をガンガン買収しなよ!

AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした----。

参るなあ。私が「ドル円、年内80円割れ」を唱えたのはずいぶん前なんだけど、最近、同調するレポートやコメントがやけに散見される。困るんだよ。相場は生き物なんで、増えてくる方向予想にあかんべぇをして逆行したりすることも多いんだよ。中には時期まで書いている人もいるなあ。そんなのいつなんて誰にもわからんよ。ってなわけで、最近のドル円予想の傾きが気に入らない。

それはそれとして、日本の企業もガタガタ言ってないでさ、銀行も金余っているんだから、大金を借りて欧米の企業をガンガン買収しなよ。円高即悪でなくて、円高を利用して中国の会社だって買収してしまえばいいんだよ。少しさ、前向きに物事考えなよ。カンカンも海外企業買収の号令を出したら?(8月17日。夜中。)


▼今日の長期金利/
日足チャートでは、「相場の転換」を暗示する

三菱UFJモルガン・スタンレー証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした----。

<予想レンジ>

・長期金利(#309) 0.940%〜0.960%

・債券先物(9月限) 142.45円〜142.65円

<シナリオ>

長期金利は昨日の米株高/米債安を受けて反発する。もっとも、米欧経済の減速懸念、円高再燃リスクのくすぶりから、0.9%台の後半では押し目買いが入る。


▼NY金相場/
世界の金ディーラーは目下、summer vacation

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY貴金属相場(Overnight Ranges)について、概ね次のようにコメントした----。

Gold

昨日、ロンドンのディーラーが「Summer holiday mode in full effect, with volumes subdued..」と言っておりましたが、まったくそのとおり。昨日の欧米はほとんど動きがない状態でした。あちらの人々もやはりこの時期はsummer vacationです。たくさんのディーラーが休み中。中東でもラマダンが始まり、やはり彼らも日中は基本的に動きません。しばらくこの状態続きそうですね。SPDRが約8トンの大幅増加。久しぶりですね。


▼米欧商品市況/
NY貴金属=続伸、シカゴ穀物=大豆、コーンとも急反発

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された17日の海外商品市況は次のようになった----。

◎NY貴金属引け速報=続伸、予想を上回る米経済統計や株高をはやす

金は小幅続伸。ドル安で昨日の高値を抜いたあと、米経済統計が予想を上回ったことや株価・原油の上昇で値を消したが、ドル軟化による押し目買いでプラスに浮上した。
銀は続伸。しばらく前日後半のレンジでもみ合ったが、ドル安や金の上昇で前日の高値を突破した。金の反落で押されたが、株価・原油・銅の上昇で地合いを強めた。
プラチナは続伸。ドル安・株高や金の上昇で前日の高値を抜いたあと、金の反落で地合いを後退したが、米経済統計が予想を上回ったことや株高で地合いを強めた。
パラジウムは大幅続伸。利食いで下落したが、ドル安・株高や金の上昇、米経済統計が予想を上回ったことが強材料となり、投機筋のテクニカル買いで上値を切り上げた。

◎シカゴ穀物引け速報=大豆、コーンともに急反発

大豆は急反発。11月限は、作柄据え置きを嫌気して前日の安値を下回ったが、小麦高やドル安・原油高をはやして反発に転じた。戻り売りでマイナスに転落したが、作柄がまばらなことから単収引き下げ観測が強まり、時間外取引の高値を突破した。
コーンは急反発。大豆や小麦の急反落で値を消す場面がみられたが、前日の安値を維持したことから売りに対する警戒感が広がり、押し目買いが優勢になった。単収の引き下げ観測や日本向けの大口成約、ドル安・株高・原油安で逆に前日の高値に接近した。
(オーバルネクスト/シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/

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ニュース・チェック

★東証1+2部時価総額(17日)=284兆1465億円(前日比−6375億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は、米株高で一時100を越えたが円高に押され上げ幅縮小。日経平均 が終値で前日比+37.89円高の9,199.57円、またTOPIXも同+4.95高の831.73、JASADAQ指数は同−0.15安の48.23となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは24業種。  鉱業、石油・石炭製品、銀行業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場は、朝方の円高一服からじりじりと円高復帰。ドル円相場は85円台前半で推移、ユーロ円は109円台後半で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

日本電気株式会社(6701)

■8月21日(土) 夏休みこども向け企画「はやぶさフェスタ」のご案内
 (大和インべスター・リレーションズ株式会社および大和証券株式会社主催)
「小惑星探査機 はやぶさ」に関するパネル展示・講演を行う「はやぶさフェスタ」が開催されます。第2部では、はやぶさプロジェクトに携わった当社の小笠原雅弘が講演を行います。なお、当イベントについては、小学生・中学生と保護者の方とでご一緒にご来場いただくことが参加条件となっております。参加のお申し込みは下記、大和インべスター・リレーションズ株式会社のホームページからのみとなります。
第1部 https://www.daiwair.co.jp/individual/hayabusa/part1/index.cgi
第2部 https://www.daiwair.co.jp/individual/hayabusa/part2/index.cgi

■個人投資家向け説明会(9月)のご案内(NEC主催)
http://www.nec.co.jp/ir/ja/index.html

株式会社サイバーエージェント(4751)

■「アメーバピグ」にて「カジノゲーム」の提供を開始
http://pigg.ameba.jp/