過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は8月27日(金)の金融・経済情報をお送りします。
▼来週の注目材料/
7月鉱工業生産=予測調査下回り前月比0.7%減と予想
クレディ・スイス証券チ−フエコノミスト(マネージング・ディレクター兼経済調査部長)の白川浩道さん(Hiromichi Shirakawa/ Chief Economist, Credit Suisse Securities Ltd.)は26日、31日(火)に発表される7月の鉱工業生産<前回(6月、前月比):-1.1%>について、次のように語った----。
グローバル製造業の回復のモメンタムが鈍化する中、鉱工業生産は一旦踊り場入りした可能性が高い。6 月の生産は前月比1.1%減少と4 ヶ月ぶりにマイナスに転じた。経済産業省では「生産は持ち直しの動きで推移しているものの、足踏みの動きもみられる」と生産の判断を若干下方修正している。予測調査では主要製造業者の生産は7 月に前月比0.2%減少した後、8 月には同2.0%増加する見通しであったが、この数ヶ月間の急激な為替円高や株価の下落で企業マインドが冷え込み、先行きの需要動向に関して一段と慎重になっている可能性がある。7月の生産は予測調査を下回り前月比0.7%減と2ヶ月連続マイナスとなったと予想される。
▼7月消費者物価/
為替、株式の状況次第では、日銀が追加緩和へ
大和総研・経済調査部シニアエコノミストの熊谷亮丸さん(Mitsumaru Kumagai / Senior Economist, Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は今朝、発表された7月の消費者物価について、「エネルギーの寄与縮小で下落幅拡大」として、次のようにクイックコメントした----。
(1)エネルギーの押上げ寄与縮小でコアCPIの下落幅拡大
7月の全国CPI(除く生鮮食品、以下コアCPI)は前年比▲1.1%と、市場コンセンサス(同▲1.1%)通りであった。コアCPIの内訳をみると、エネルギーの押し上げ寄与が縮小したことがコアCPIの下落幅拡大に繋がった(コアCPIへの寄与度、6月:+0.36%pt→7月:+0.30%pt)。東京都区部の8月のエネルギー価格は前年比+3.8%と前月(同+2.0%)から加速しているため、8月の全国ベースのエネルギー価格は加速する可能性がある。他方で、食料(除く生鮮食品)や高校授業料を除くコアコアCPI(食料・エネルギーを除くCPI)はほぼ前月と同程度の寄与であった。なお、8月の東京都区部コアCPIは前年比▲1.1%でコアコアCPIは同▲1.4%となり、エネルギーと食料が押し上げに寄与し、コアCPIの下落幅が縮小した。
■円相場と政策対応/
第4のシナリオ=急速・大幅な円高と日本株安が現実味
オフィス セントポーリア代表の馬渕治好さん(Haruyoshi Mabuchi:CFA/ President, Office Saintpaulia)はさる24日に「3つのシナリオ」として、主に円相場の行方と政策対応を中心として、考えられる3つのシナリオを提示した。
ただ、そのメモを執筆しているときに頭にはあったが、「まさかこれが実現する可能性はないだろう」と考え、メモには盛り込まなかった「4つ目のシナリオ」について、その後も実現することがあるかもしれない、との疑念がぬぐい切れなかった。そこで昨日、この「4つ目のシナリオ」を披露した----。
▼今日の株価予想/
様子見ムード強い?今晩米GDP改定値の株反応見極めで
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した----。
東京市場は様子見ムードの強い展開か。米株市場は景気の先行き不透明感から不安定な動きが続くなか、CME225先物も8835円に下落。米グローベックス市場で米株先物が弱含みとなっており、東京市場は朝方は弱くなる場面もありそうだ。
今晩は米4−6月期GDP改定値が発表される。6月の貿易赤字が想定よりも悪化したことで、速報値(前期比年率+2.4%)から大幅に下方修正される見通し。そのマーケットへの影響を見極めたいとの見方から、全般的に手控えムードが広がろう。
米ADRで主力金融株の下げが目立っていることや、テクノロジーセクターの軟調で半導体や液晶関連などハイテク株の一角に売りが続く可能性はある。好業績期待銘柄などへの選別物色か。 日経平均の予想レンジは8900円−8830円。昨日は寄り引け同時足などで下げ渋る動きをみせており、きょうも同じ水準で同じような動きが想定される。25 日移動平均線とのかい離率はマイナス5.0%程度、東証一部の騰落レシオは86.6%(25日)。
26日のダウ平均の終値は74.25ドル安の9985.81ドル。NASDAQは22.85ポイント安、S&P500は8.11ポイント下落して終えた。新規失業保険申請件数の強い結果を好感してダウ平均は買いが先行したが、上値の重い展開が続いた。8月のカンザスシティ連銀製造活動指数が失速したことが明らかになると、27日に発表される4−6月期GDP(改定値)への警戒ムードが強まり徐々に売り優勢の展開へ。ダウ平均は1万ドルを割り込んで終えた。
話題の銘柄
9719 住商情報システム/IFRS関連の需要が来期以降の業績をけん引、目標株価1600円
三菱UFJMSでは、IFRS(国際会計基準)関連のSI(システム・インテグレーション)需要が来12.3期に活性化し、13.3期〜14.3期にかけてピークに達すると予想。今下期以降には、IFRS関連需要を意識した銘柄選好が行われる可能性があると言及した。今期は受注面がスロースタートであったため、通期計画に対する上振れ余地は限定的だが、数億円レベルの中規模案件は豊富にパイプライン上にあると指摘。IFRS関連需要に後押しされ、13.3期には過去最高(04.3期売上高190億円)を更新するという見方を示した。これらを踏まえて、今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今11.3期を、会社予想70億円に対し、77億円→70億円と下方修正し、来12.3期を95億円、13.3期を107億円と予想。目標株価を1280円→1600円と引き上げ、現状の株価からの上昇余地を考慮して、レーティングを「3」→「1」と2段階引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ:http://www.traders.co.jp/
▼円高と株安/
株価は、円高ではなく民主党政争とNY株安を嫌気
AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした----。
床屋の臨時休業みたいな日であった。引けまで3時間あるからこの後どうなるかわからんけども。株価は円を嫌気してるんじゃなくて、民主党のコップの中の争いとNY株式を嫌がっているんじゃないのかね?ところでマスコミは円高悲鳴論ばかり出しているけど、必ずその裏で儲けている奴がいるわけで、あまり輸入業者の話が出てこない。せいぜい円高還元セール程度である。なんてことはない。輸入業者は何もしないで待っていればいいものを円安予想に賭けてどこもわけのわからんデリバティブを買いこんでいて、落ちれば落ちるほど困るらしいではないか?何やってんだか。ベンツやBMもとぼけて値下げしないようだしね。物事は表と裏を見ないとね。(8月26日。夜中。)
▼海外ユーロドル相場/
一時1.26ドル台半ばまで下押し、売り一巡後は買い優勢に
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした----。
海外FX市場サマリー(今朝)
ドル円は反落。前週分の新規失業保険申請件数が47万3000件と予想の49万件程度よりも強い内容だったことが分かると、米雇用情勢の先行きに対する過度の懸念が後退。時間外のダウ先物が上昇したことにつれて、一時84.74円付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値84.89円を前に戻りは鈍く、「一目均衡表転換線が位置する84.90円が意識されている」との指摘もあって徐々に上値を切り下げた。高く始まったダウ平均が下げに転じ 1万ドルを割り込むと、一時84.32円まで売られた。米7年物国債の入札が好調だったとの見方から、米金利が低下したことも相場の重しとなった。
ユーロドルは続伸。予想を上回る米指標がドル買い材料と見なされたため、一時1.26ドル台半ばまで下押ししたものの、売り一巡後は買いが優勢に。米国株が高く始まったことで、投資家のリスク回避姿勢が和らぐとの見方から全般的にドル売りが進んだ流れに沿って一時1.2765ドルまで値を上げた。市場関係者からは「アイルランドの短期国債の入札が堅調だったこともユーロ買いを誘った」との声が聞かれた。もっとも、その後米国株価は失速したため、買いの勢いは長続きしなかった。1.2770ドルから1.2800ドルに観測されている売り注文をバックに戻りを売る動きが出ると、再び1.27ドルを割り込む場面があった。
ユーロ円は続伸。ただ、上値は重かった。米国株が高く始まったことを受け、欧州時間に付けた高値108.01円の上抜けを試す場面があったものの、株価の失速を背景に107円台前半まで押し戻された。
■NY銀相場/
19ドルストライク・オプション通過で、どちらかに動く?
スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY貴金属相場(Overnight Ranges)について、概ね次のようにコメントした----。
Silver&PGMs
シルバーの19ドルストライクのオプションは結局大きな波乱はないままexpireしました。高値は19.16ドルで、オプションが終わったあとは19ドルを割り込んでいます。このオプションが終わったことで、どっちかに動く可能性があります。どうも下のようですが。iShares Silver(シルバーの最大のETF)が一昨日24トンと大きく残高を伸ばしており、オプションとこのETFの増加が19ドルという相場の原動力だったようです。PGMはしっかりながら小動き。パラジウムは500ドルを回復。
▼米欧商品市況/
総じて上昇=原油、プラチナ、パラジウムなど続伸
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された26日の海外商品市況は次のようになった----。
◎NY貴金属引け速報=まちまち、景気減速懸念の後退に対する反応分かれる
金は反落。米景気の減速感を受けた逃避買いで前日の高値を突破したが、米週間失業保険申請件数が予想を下回って景気減速懸念が後退し、戻り売りが優勢になった。
銀は反落。金の上昇をはやして前日の高値を突破したが、米週間失業保険申請件数が予想を下回って景気減速懸念が後退し、金が反落に転じたことから値を消した。
プラチナは続伸。前日の高値を抜き、ドル安や銀の反発で上値を伸ばしたあと、米景気減速懸念の後退による金の反落で値を消したが、産業資材の上昇で地合いを強めた。
パラジウムは大幅続伸。テクニカル買いで前日の高値を抜き、ドル安や他の貴金属の上昇で上値を伸ばした。金の反落で押されたが、押し目買いで500ドルを回復した。
◎NY原油引け速報=期近は続伸、米雇用指標の改善などで
原油は期近が続伸。米週間新規失業保険申請件数の予想以上の減少や対ユーロでのドル下落など背景に、安値修正が進むこととなったが、中盤以降は米株式相場の下落などに圧迫され、戻り一服となった。
(オーバルネクスト/シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/
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ニュース・チェック
★東証1+2部時価総額(26日)=279兆2001億円(前日比+1兆6413億円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、NYダウの1万ドル割れた円高継続などから下落。日経平均 が終値で前日比−77.38円安の8,829.10円、またTOPIXも同−5.34安の806.45、JASADAQ指数は同−0.09安の48.13となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは5業種。水産・農林業、電気・ガス業、石油・石炭業などが上位を占めた。
午前の東京外為市場=為替相場は海外市場の流れを受けて円が強基調。ドル円相場は84円台前半で推移、ユーロ円は107円台前半で推移している。
★大和証券=30日、「ダイワ株X(店頭CFD取引)」のサービス拡充へ
大和証券株式会社は、5月から開始した国内株式のCFD「株式CFD」について、年8月30日(月)より、取扱銘柄数を大幅に拡大し、取引手数料を無料化する。本サービス拡充にあわせ、サービス名称を「ダイワCFD(店頭CFD取引)」から「ダイワ株Xエックス(店頭CFD取引)」へ変更する。また、サービス拡充を記念し、"「ダイワ株X(店頭CFD取引)」サービス拡充記念W キャンペーン"を行う。
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
日興アセットマネジメント株式会社
■2010年6月株主総会 議決権行使結果について
日興アセットマネジメント株式会社は、2009年7月から2010年6月までに開催された投資先企業1,898社の株主総会における議決権行使の結果をとりまとめました。会社提案議案については、計17,934議案中1,715議案に反対し、反対比率は9.6%です。
詳細は、http://www.nikkoam.com/files/lists/release/100826_j.pdf
日興AMは2007年より、国内の資産運用会社として業界に先駆けて議決権行使結果を公表してまいりました。過去の議決権行使結果は、http://www.nikkoam.com/about/csr/vote/list
カブドットコム証券株式会社(8703)
■「『みなし取得費の特例』の適用期限迫る!株式・投信振替キャンペーン」を実施
〜 特別口座他からの当社証券口座への株式・投資信託振替で抽選100名様に現金2,000円プレゼント! 〜
http://kabu.com/company/pressrelease/2010/20100826.asp
松井証券株式会社(8628)
組織変更および役員の異動について
http://www.matsui.co.jp/company/index.html
ソニー株式会社(6758)
■「ブルーレイ3D」対応新商品 全10機種を発売
〜映画・音楽ソフト4タイトルもあわせて登場、家庭で楽しめる3Dエンタテインメントを拡大〜
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201008/10-108/
■全機種「ブルーレイ3D」、「BDXL」に対応 ブルーレイディスクレコーダー6機種発売
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201008/10-0826/
■業界最薄の高さ約36mmを実現した「ブルーレイ3D」対応 ブルーレイディスクプレーヤー発売
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201008/10-0826B/
■ブルーレイ・ハードディスク・3D・LEDを1台に 録画機能搭載・液晶テレビ<ブラビア> 新登場
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201008/10-0826C/
株式会社サイバーエージェント(4751)
■バー経営ゲーム「星空バータウン」、開始2ヵ月半で会員数100万人突破
http://ir.cyberagent.co.jp/

