話題の銘柄と市場予測/パラジウム、2年ぶりの高値圏(3/8)

過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は3月8日(月)の金融・経済情報をお送りします。

■今日の株価予想/
懸念材料の多くが、逆に騰勢を強める要因に

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した----。

東京市場は大幅高の展開へ。主力大型株中心に米株高や円安の動きを好感する地合いが終日続きそうだ。日経平均の予想レンジは10440円−10650円。先物主導で上値をトライする展開が予想される。また、午後から2月の景気ウォッチャー調査が発表される。

3月末を意識した決算対策・持ち合い解消の売りなどは、好地合いのなかでは吸収できると思われるが、今週は中国で2月の消費者物価、小売売上高などの主要経済統計が発表される。預金準備率の引き上げに続き、利上げに踏み切る可能性もあり注意は必要だ。 世界主要指数が年初の高値に近いことで、欧州ソブリンリスクや外部環境の悪化が下押す要因になる場面も想定される。

そういった意味で足元は、強弱感対立しそれなりの懸念材料も多い。それだけに次の上昇に向けて買わざるリスクが意識される雰囲気が強まれば、売り方の買い戻しも加わり一気に高値更新の展開も有り得る。

5日のダウ平均は122ドル高と大幅続伸。S&P500は15.73ポイント上昇、NASDAQは34.04ポイント高となり昨年来高値を更新した。大雪の影響で悪化するとみられていた2月の雇用統計で非農業雇用者数や失業率が予想よりも強かったことを好感。消費者信用残高の改善なども好感され、終日買い優勢の展開が続いた。業種別では金融やエネルギー、一般消費財などが値上がり率上位。 ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値に比べ175円高の10545円、円建ては170円高の10540円となった。


話題の銘柄

9627 アインファーマシーズ/調剤報酬改定を追い風に成長加速、目標株価3900円

野村では、「3月3日に発表された09年11〜10年1月期決算は、前年同期比7%増収、同21%営業増益と順調な進捗であった。医薬事業(調剤薬局)が新規出店効果に加え、インフルエンザ関連の患者増加などにより既存店が同9%増収となったことなどが貢献した。2〜4月期は調剤薬局の新規出店に加え、店舗の運営コスト削減が進むと予想し、10年4月期の営業利益は従来通り会社計画を上回る着地を見込む」、「11年4月期は引き続き業容拡大を見込み、当社予想を上方修正した。調剤薬局は薬価引き下げが減収要因だが、40店舗の新規出店や10年4月期に開設した店舗の通年寄与により7%増収を見込む。調剤報酬改定は後発医薬品調剤体制加算や調剤基本料の引き上げなどがプラスに寄与する上、薬学部が6年制へ移行し、今年は新卒薬剤師が不在であるため、採用関連費用がなくなる。物販事業の赤字改善も含め、連結営業利益は同17%増益を予想。12年4月期は物販事業の店舗移管により更なる収益性改善を見込む」と指摘。今2010年4月期連結営業利益を会社計画61.5億円(EPS211.2円)に対し63.4億円(EPS221.5円)と予想し、来2011年4月期連結営業利益を従来予想71億円(EPS268.0円)から74億円(EPS280.1円)へ、2012年4月期同90億円(EPS347.1円)から91億円(EPS350.6円)へ増額。「11年4月期予想基準PERは8倍で、成長力を評価する余地は大きい」と指摘。レーティング「1」を継続、目標株価を従来の3700円から3900円へ引き上げた。
トレーダーズ・ウエブ:http://www.traders.co.jp/


■ユーロドル予想/
対米比較でユーロが上昇しにくい状況が当面続く

欧州中銀(ECB) は3ヶ月物オペを4 月28 日から変動金利・競争入札方式に戻す一方、週間のリファイナンスオペについては固定金利・無制限供給方式を少なくとも10 月12 日まで継続することを決定した。

大和総研・投資調査部・為替ストラテジストの亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は5日、「これはギリシャ問題を背景に無制限の流動性供給は長く続くことを意味し、ユーロ金利の先安観をやや生んだ結果、ユーロは対ドルで下落した」と語った。

同時に発表したECB スタッフのユーロ圏経済見通しは、2011年の成長率・インフレ率予想が各0.3%、0.1%上方修正された。ただ、その水準は他の機関や専門家の予想とほぼ同じであり、高いものではなかった。「成長率・インフレ率見通しの両面で米国に劣っており、相対的に金利やユーロが上昇しにくい状況が当面は続く」と、亀岡さんは予想する。


▼FX相場予想/
円は値下がりする時は値下がりするんだよ

AIAの堀内昭利社長(Akitoshi Horiuchi/ President, AIA Business Consulting Ltd.)は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした----。

おい、NYファンド勢よ、円売り共同謀議で司法省の調査が入るぞ。日本に頼まれたんだよ、なんて言いそうだけど。個人投資家を助けに来てくれた援軍みたいなものだね。円は値下がりする時は値下がりするんだよ。あまり人為的操作なんてしないほうがいいよ。昔思い出すよ。110円〜115円くらいの安定を政府は望んでいた。それで、100円割らないように鋭意努力していたわけだけど、そのうち、円売りの嵐になってきて、127円くらいかなあ、榊バーバラが円買い介入をしたんだよ。132円くらいでお手上げになってしまって、そのまま147円かなあ、急騰してしまって、ルービン(元米財務長官)に頼んでアメリカが円買い介入に入ったんだよ。


▼海外FX相場/
ユーロ円=反発。リスク許容度の上昇も買い促す

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした----。

海外FX市場サマリー(今朝)

ドル円は続伸。日銀による追加の金融緩和策が意識される中、日欧株価の上昇を背景にじりじりと円安が進んだ流れを引き継いで始まった。米労働省が発表した2月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比3万6000人減、失業率が9.7%とともに予想より強い内容だったと伝わると、円売り・ドル買いが膨らんだ。米国株や米長期金利の上昇も相場の支えとなり、一時2月23日以来の高値となる90.60円まで値を上げた。ローマー大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が、雇用統計の結果について「大雪の影響がなければ雇用は増加していた公算が大きい」「春までに雇用が増加するとの見通しは非常に現実的だ」などと述べたことも好感された。

ユーロドルは反発。しばらくは米重要イベントを前に、持ち高調整の取引が中心となり方向感に乏しい展開が続いたが、2月米雇用統計が予想より強い内容だったと伝わると、一時1.3530ドルまで売り込まれた。指標を受けた米長期金利の上昇が教科書的なドル買い要因とみなされた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。株価の上昇や商品相場高を背景に投資家のリスク志向が高まるとの見方から、対欧州通貨や資源国通貨でドル売りが進んだ流れに沿った。一時1.3631ドルまで値を上げた。市場関係者からは「アジア系ソブリンネームやモデル系ファンドからの買いが入った」との声が聞かれた。

ユーロ円は反発。一時123.34円まで値を上げた。日欧市場で、日銀による追加の金融緩和観測の高まりを手掛かりに、円じり安の展開となった流れを引き継いだ。予想を上回る2月米雇用統計をきっかけに、ドル円が急伸すると対ユーロでも円売りが膨らんだ。米国株やコモディティ価格の上昇を背景に、投資家のリスク許容度が上昇したことも買いを促した。


▼今週の長期金利/
1.30%台前半でのもみ合いを続ける、と予想

三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さん(Jun Ishii/ Chief Fixed Income Strategist, Mitsubishi UFJ Securities Co.,Ltd.)は今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした----。

<予想レンジ>

・長期金利(#306) 1.300%〜1.340%

・債券先物(3月限) 139.90円〜140.25円

<シナリオ>

長期金利は1.30%台前半でのもみ合いを続ける。追加緩和期待によるイールド・カーブのブル・スティープ化圧力(5年利付国債入札も順調)や債券先物の限月交代を控えた買い戻し圧力を受けて1.30%台割れを意識する。半面、米景気回復期待を背景とした日米の株高や新発30年利付国債の荷持たれ感から下げ渋る。

ポイントは(1)意外なタイミングで浮上した日銀追加緩和(新型オペ増強)の効果、(2)海外経済情勢に引き続き神経質な反応を示しそうな本邦株式相場、(3)債券先物の限月交代と2度の利付国債入札、など。


▼今週の債券相場/
10年306回債利回り=1.270〜1.330%と1.20%台突入へ

シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした----。

今週の債券相場見通し

利回りはジリジリと低下しており、3月の強気相場が実現に向っているようにも映る。しかし、10年カレント利回りは依然、1.30%台であり、期待する1.20%割れは大分に遠い。今週の相場はもみ合い強含みと予想する。最大の背景は金融緩和強化の期待継続である。それは本来、中期債に最もフォローと考えられる。ただ、全般的な需給の好転を映し、10 年債にも恩恵が及ぼう。また、先物3 月限は11 日が最終売買日である。足元の踏み上げを受け、最後のショートカバーが集まる可能性がある。今週の10 年306 回債利回りは1.270〜1.330%と1.20%台突入を予想する。一方、イールド・カーブはスティープ化からフラット化に転じる時間帯と見込む。


▼NYパラジウム相場/
実需堅調+米ETF買い=約2年ぶりの高値圏

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY貴金属相場(Overnight Ranges)について、概ね次のようにコメントした----。

Gold&Silver

金曜日は一日を通じて静かなマーケットでした。米国の雇用統計もマーケットに影響を与えず。ちょっとしばらくこのくらいのレンジが続きそうですね。今朝は時間がないのでちょうどよかった。(笑)

PGMs

パラジウムがほぼ二年ぶりの高値圏にあります。実需がしっかりしているのと、米ETFが数量を増やしている模様。


▼米欧商品市況/
NY貴金属=プラチナ除き上昇、粗糖=期近が急反発

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された5日の海外商品市況は次のようになった----。

◎NY貴金属引け速報=プラチナを除き上昇、パラジウムが大幅続伸で高値更新

ニューヨーク貴金属はプラチナを除いて上昇。ニューヨーク金、銀ともに反発。金4月限は、2月の米雇用統計の数字が雇用情勢の改善を示す内容となったことでリスク許容度の高まりから買い先行となり、しっかり。原油、株高が追い風となったが、上値は重く、小幅高にとどまった。

プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小安く、パラジウムは続伸。プラチナ4月限は小幅安。1587.5ドルまで上昇したが、利食い売りに押され、反落して引けた。

◎NYソフト=粗糖は急反発、アラビカも反発

ニューヨーク粗糖は期近が急反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.45〜0.52セント高、その他の限月は0.05〜0.45セント高。
(オーバルネクスト/シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/

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ニュース・チェック

★東証1+2部時価総額(05日)=308兆4879億円(前日比+4兆4708億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は、先週末の米雇用統計を受けた円安、リスク許容度回復で続伸。日経平均 が終値で前日比+182.34円高の10,551.30円、またTOPIXも同+13.74高の924.55、JASADAQ指数は同+0.08高の51.57となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは32業種。輸送用機器、精密機器、海運業などが上位を占めた。

午前の東京外為市場=為替相場はやや弱含み。ドル円相場は90円台前半で推移、ユーロ円は123円台前半で推移している。

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

カブドットコム証券株式会社(8703)

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株式会社サイバーエージェント(4751)

■海外向けアバターコミュニティサービス「AmebaPico」の提供を開始
〜「Facebookアプリ」でも提供、独自機能を追加〜
http://pico.ameba.net/