過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は2月23日(火)の金融・経済情報をお送りします。
■今週の株式相場/
週前半に水準を切り上げて以降は小動きと予想
みずほ証券・商品企画グループ投資情報部エクイティストラテジストの瀬川剛さん(Tsuyoshi
Segawa / Equity Strategist, Shinko Securities Co., Ltd.)は22日、今週の株式相場について次のようにコメントした――。
<今週の予想レンジ=日経平均で10200円~10500円>
今週の東京市場は週前半に水準を切り上げて以降は、前週まで、あるいは例年の最終週とは異なり、小動きと予想する。米FRBによる公定歩合引き上げの衝撃はほぼ吸収され、今週内に予定される①バーナンキ議長の議会証言によって早期の引き締めへの警戒はさらに後退するものと思われるものの、②米経済指標の内容次第では蒸し返されないとも限らない。また、ドル指数は昨年7月以来の水準へと切り上がっており、米国の輸出企業への悪影響を懸念する場面の出来も考えられる。③ソブリン・リスクの再燃との観点から引き続き欧州から目が離せない一方、インドのQEの内容によっては同国、引いては④新興国の追加引き締め策への警戒が再び浮上する可能性もある。
(注)上記コメントは基本的に原文どおりですが、冒頭の文章、タイトル、小見出しなど、一部編集してあります。
▼今日の株価予想/
上値買うには材料不足、売る要因も少なし
T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH,INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した――。
東京市場は底堅い展開となりそうだ。米主要指数の上げ一服感や米国市場に上場する日本株ADRの全般下げもあり、朝方はやや売り優勢のスタートか。ただ、業績改善期待から主力株の一角への押し目買い意欲は強く、指数は小幅安の推移が続きそう。春節(旧正月)明けに下げた中国株の軟調が続けば先物主導で下押す場面も想定されるが、上昇基調に対する売り方の警戒感も強く、下げる場面では買い戻しが入りやすい。
日経平均の予想レンジは10230円-10380円。一目均衡表の転換線が10206円に上昇する一方、基準線は10381円に下落に転じるため、両線の間での動きが予想される。なお、きょうは2月期決算銘柄(小売りなど)の権利付き最終日に相当し、優待・配当狙いの買いが入るのか注目したい。
22日のダウ平均は18ドル安と反落。NASDAQは1.84ポイント安、S&P500は1.16ポイント下落した。石油サービス大手シュルンベルジェによる同業のスミスインターナショナルへの買収案が合意したとの発表を受けて、業界再編の思惑からダウ平均は買いが先行。また、ロウズの11-1月期の決算内容も支援材料となったが、相場の短期的な高値警戒感やバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言を控えて戻り売りが優勢の地合いが続いた。業種では金融や資本財は上昇、エネルギー、公益、素材などは下げた。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ10円高の10380円、円建ては5円高の10375円となった。
話題の銘柄
4185 JSR/LED化や微細化の進展が追い風、目標株価1850円→2300円
UBSでは、LED化や微細化の進展が追い風になるとの見方から、投資判断を「Neutral」→「Buy」に、目標株価を1850円→2300円(11.3期予想PER16倍)に引き上げた。液晶TVの浸透率上昇で液晶配向膜では付加価値拡大、着色レジストも高輝度ニーズの高まりでシェアが回復すると見ている。また、光配向膜については、今後のユーザーの10Gラインの本格稼動と8Gでの導入比率拡大を考えれば、2010年度は前年比3~4倍拡大の可能性があると判断した。これらを踏まえて今後の業績を見直し。営業利益ベースで、今10.3期を、会社予想160億円(EPS 40.9円)に対し、190億円(EPS 12.0円)と予想し、来11.3期を390億円→430億円(EPS 28.2円)、12.3期を465億円→485億円(EPS 31.8円)と上方修正した。
トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/
●東証IPO銘柄
■第一生命保険相互会社 株式 (8750)
http://www.tse.or.jp/listing/new/201004/4dai-ichi.html
当社は、1902年に設立された生命保険会社です。設立時より受け継いできた「お客さま第一主義」を経営の中核に据えて、生命保険および年金の引受け・販売を軸に、お客さまの生涯設計に貢献できるその他保険・金融商品の販売とサービスの提供、および資産運用を営んでおります。今般の株式会社化・上場を、持続的な企業価値の創造に向けた新たなスタート「新創業」と位置付け、グループビジョン「いちばん、人を考える会社になる。」の実現を通じ、お客さまから最も支持される生命保険会社となるべく努めてまいります。
会社ホームページ: http://www.dai-ichi-life.co.jp/
▼FX相場予想/
クロス円=綺麗な上昇トレンドだが息切れか?
マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/President CEO, Matt Capital Management)は昨夕から今朝、FX相場の動向について次のようにコメントした――。
【22日】ユーロドルのほうはうまく反転してくれました。また、売り場を与えてくれたほうです。ユーロドルでのもぐらたたき戦略続けていきたいと思います。
さて、22日は日経平均が先週末276円も上昇し、10400円になりました。元々10,000円を割り込むことはあまりないとは思っていましたが、しかし今日の上げは一体何だったのでしょうか?
時間外のNYダウ平均もアジア時間であまり上げているわけでもなく、何となく、少し違和感を覚えます。結局、前日19日にアメリカの公定歩合の引き下げにびっくりして売ってしまったことの反動なのでしょう。そもそも景気が少し持ち直してきていることで公定歩合を上げているわけですので、それで株を売るというのはどうかなと思います。みんな、ああ間違えたと思って、買い戻しているのかもしれません。だとすれば、この相場そんなに伸びるものではないでしょう。
▼今日の債券相場/
株価次第の面あるが、やはりもみ合いと予想
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした――。
本日の想定レンジとコメント
昨日の相場は予想以上の株高に対して先物中心に意外と反応した。しかし、地合いが変わったという印象はない。本日は20 年国債入札が行われる。2.2%クーポンの新発が有力。昨日も指摘
のように、2.10%台後半の利回り水準なら、最終投資家の一定の需要に期待できる。最終的には入札が相場全体に大きな影響を及ぼすとは考えられないものの、イールド・カーブはその終了に伴い、フラット化圧力を強める公算。本日の相場も株価次第の面があろう。その上で、やはりもみ合いと予想する。
■公社債投資家別売買高/
国内勢の買い越し額が予想以上に多かった
シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は、1月の公社債投資家別売買高について次のようにコメントした――。
昨日、日本証券業協会は1 月の公社債投資家別売買高を発表した(図表1)。その第一印象は国内主要業態の買い越し額が予想以上に多かったと言えることである。しかし、1 月の相場は小動きであり、たとえば、10年305 回債利回りは1.300~1.365%の狭いレンジにとどまった。
その中、最大の買い越し業態は昨年12 月に続いて信託銀行だった。額は2 兆3,020億円(除く短期証券、以下同じ)と、前月や今年度平均より8,000 億円程度多く、昨年4 月以来の高水準とった。
もっとも、昨年11 月が大きく落ち込んでおり、下期の月平均の買い越し額は上期のそれに達していない。1 月は日経平均株価が1 万1,000 円に迫る堅調相場となり、信託は株を売り越している。したがって、12 月同様、債券のバランス調整買いがあったと思料される。なお、国債投資家別売買高を見ると、彼らは長期・超長期債を買い越している。
▼NY金相場/
実需=1100ドル割れで買い、1125ドル以上で売り
スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan,Standard Bank Plc)は、NY金相場(Overnight Ranges)について、概ね次のようにコメントした――。
昨日は朝からしっかりでしたが、さすがに1120ドル台は前回の高値エリアであり、今回のレンジの頭ともいえるレベルであるので、アジアの実需筋から結構な量の売り戻しが入っています。旧正月明けの反動もあり、とりあえずこのレベルでは実需の売りが強く、また頭が重くなりそうなマーケット展開でした。一時1130ドルタッチがありましたが、そこが天井、その後はやはりじわじわと下がって行き、1100-1130というレンジの確認になりました。1120ドルを超えるレベルではアジアの実需筋からの売りが目立っています。
欧米ではギリシャへの援助プランに対するドイツの否定的な姿勢が伝えられたことから、ユーロが売られ、ドルが買われ、ゴールドが売られました。ニューヨークは1113ドルと結局現在のレンジの真ん中まで下げて引けでした。しばらくはこれが続きそうな気がします。実需は1100ドル割れで買い、1125以上で売りといった狭いレンジで取引しています。
▼米欧商品市況/
シカゴ大豆=ドル安等で急反発、コーン=大幅続伸
投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された22日の海外商品市況は次のようになった――。
◎NY貴金属引け速報=総じて下落、ギリシャ問題再燃によるドル高が圧迫
ニューヨーク貴金属は、総じて下落。
ニューヨーク金は反落、銀は急反落。金4月限は、アジアの現物買いで一カ月ぶりの高値を付けたが、ギリシャの債務問題によるドル高や原油・株価の反落で値を消した。ただ、主要移動平均で下げ止まった。銀3月限は、ドル安や金の上昇で金曜の高値を突破したが、ドルの反発や原油・株価の反落、金や銅の下落が圧迫し、今月以降の急伸に対する利食い売りが優勢になった。
プラチナ系貴金属(PGM)は総じて下落。
プラチナ4月限は反落。ドル安や金の上昇で金曜の高値を突破したが、ギリシャの債務問題再燃によるドルの反発や原油・株価の反落、金の下落が圧迫して値を消した。パラジウム3月限は軟調。ドル安や他の貴金属の上昇で買いが先行したあと、ドル高や原油・株価の下落、他の貴金属の下落で値を消した。ただ、買い戻しで下げ幅縮小。
◎シカゴ穀物引け速報=大豆は急反発、コーンは大幅続伸
シカゴ大豆は急反発、コーンは大幅続 伸。 大豆5月限は、ドル安や金の上昇、先週末のアルゼンチンの豪雨で金曜の高値を抜いたあと、ドル反発や原油・株価の反落で値を消したが、投機筋の押し目買いで時間外取引の高値を抜いた。降雨によるブラジル北部の収穫遅れ懸念も強材料。
コーン5月限は、大豆高やドル安で金曜の高値を抜いたあと、ドルの反発で後退したが、投機筋の押し目買いで先週の高値を抜き、テクニカル買いで1月15日以来の高値に急伸した。先週末の南米の豪雨や、春先の米国の豪雨予報も支援材料。
(オーバルネクスト/シカゴ)
情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html
ニュース・チェック
★東証1+2部時価総額(22日)=307兆8475億円(前日比+6兆8136億
円)
★ニュース・ヘッドライン
午前の東京株式市場=株価は、昨日の大幅高を受けての利益確定売りや先物売りに押された格好。日経平均 が終値で前日比-120.14安の10,280.33円、またTOPIXも同-8.84安の900.91、JASADAQ指数は同+0.03高の50.11となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち上昇したのは海運業の1業種のみ。
午前の東京外為市場=為替相場は海外市場で円が反発後、もみ合い。ドル円相場は91円台近辺で推移、ユーロ円は124円割れの123円台後半で推移している。
★堀内AIA社長のFXコメント=株と円が連動しなかった
AIAの堀内昭利社長は昨夜、為替相場について概ね次のようにコメントした――。「久しぶりの超閑散相場。株と円が連動しなかったので磁石でもなくした気分になったのかね?世界中、皆でオリンピックみてたんじゃないの?シンガポールでは全く報道されないらしいけどお」。(2月22日。夜中)
★注目企業=IR情報+ニュースリリース
大和証券グループ本社(8601)
■日本の投資家向けに「ウォーター・ボンド」を初めて発行・販売
http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm
ソニー株式会社(6758)
■「PMA2010」出展のご案内
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201002/10-025/

