米国済見通し/話題の銘柄(2/22)

過去の投資環境は? 相場はどう変化しているのか?今を知り、未来を読むためには過去の情報も随時追いかけることが重要です。今回は2月22日(月)の金融・経済情報をお送りします。

■米国済見通し/
政治の動きは、今年の大きな不透明要因になる

大和総研ニューヨークリサーチセンターの近藤智也さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は、米経済の見通しについて「吹く風と止む風」として、次のようにコメントした----。

米経済は09年Q3に続いて、Q4も5.7%と高成長を達成。2010-11年について、市場コンセンサスは3%前後の緩やかな景気拡大が続くと見込んでいる。一見静かな2 年間が想定されているようだが、支持率が低迷するオバマ政権や議会民主党は、世論の逆風の前に人気取り・雇用創出のための政策アピールに余念がない。追加の景気刺激策は想定内だが、政治の動きは今年の大きな不透明要因になるだろう。

一方、金融危機のために打ち出した様々な金融措置が一旦終了へ。だが、漸く再任が決まったバーナンキ議長が率いる金融当局は、これからその後片付けに取り組まなければならない。厄介なことに、片付け方のマニュアルや便利な道具もなく、試行錯誤が続く。


▼今日の株価予想/
春節明け中国市場をにらみながら神経質な展開へ

T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL RESEARCH, INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように予想した----。

東京市場は神経質な展開が予想される。朝方は円安や米株市場の底堅さを好感する動きとなりそうで、日経平均はCME225先物(円建て、10275円)にサヤ寄せスタートが予想される。先週末の大幅安の反動もあり朝方は買い戻しが続きそうだ。

日経平均の予想レンジは10150円−10280円。下方では200日移動平均線の上昇が続き、5日移動平均線が75日移動平均線を上回っている状況。5日移動平均線(19日現在、10162円)を上回ってスタートできれば、10280円まで上値を伸ばす可能性あり。買い一巡後は、春節(旧正月)明けの中国市場を前に小動きが続きそう。ハンセン指数の大幅安で警戒するムードもあり、事前に先物で仕掛ける動きなども予想され警戒したい。

中国市場や米グローベックスが軟調ならば、後場からCTA(商品投資顧問)などを中心に先物主導で下値を売る動きなども予想され、その動きが強まるケースでは日経平均は先週末安値10123円を大幅に下回る展開なども想定される。


話題の銘柄

2695 くらコーポレーシ/隠れた子供手当て関連銘柄、目標株価40万円 

クレディ・スイスでは「既存店の増収、魚価の沈静化、店舗拡大により、当社では2010年10月期の営業利益を54.9億円と、会社計画48.1億円、Quickコンセンサス50.1億円を上回ると予想」、「伝統的な寿司に比べて、気軽に安価で楽しめる回転寿司は子供を中心に家族層から根強い支持を受けており、郊外の大型店チェーンの業績は好調に推移している。2009年総務省の調査と家計調査から、同年5月に支給された定額給付金の一部は外食支出に使われた事実が確認されている。同社の顧客は家族層が多く、政府の子供手当ての支給で恩恵を受ける可能性が高いと当社では予想している」と指摘。今2010年10月期営業利益を会社計画48.1億円(EPS26383円)に対し54.9億円(EPS29505円)、来2011年10月期62.5億円(EPS32810円)、2012年10月期68.6億円(EPS36153円)と予想。「当社では今後3年間の営業利益成長率を年率平均16%と予想、財務体質は健全であり、今期予想ROEは19.8%と、収益性は類似企業間で最も高い。一方、株価評価は類似企業に対してディスカウントされており、現状の株価は評価不足と考えられる」と指摘。目標株価を10年10月期予想PER14倍の40万円と設定。投資評価「OUTPERFORM」で新規カバレッジを開始した。
トレーダーズ・ウエブ:http://www.traders.co.jp/


●東証IPO銘柄

■ダイト(株)株式 (4577)
http://www.tse.or.jp/listing/new/201003/3daito.html

当社グループは、医薬品の原料である原薬及び製剤(医療用医薬品・一般用医薬品)の製造販売及び仕入販売、原薬及び製剤に係る製造受託、並びに健康食品他の販売を主な事業としております。設立から今日に至るまでに培った豊富な経験と技術を活かし、国内外の医薬品メーカーと幅広く取引を行っており、先発品からジェネリック医薬品までの医薬品業界における多様なニーズに対応できる事業展開を行っております。今後もお客様の信頼に応え、安心を支えるとともに企業価値の向上に邁進してまいります。
会社ホームページ:http://www.daitonet.co.jp/


■ドル相場予想/
米金利に支えられ、ドルは上昇トレンドを形成へ

大和総研・投資調査部・為替ストラテジストの亀岡裕次さん(Daiwa Institute of Research Ltd. DIR)は19日、今回の公定歩合引き上げがドル相場に与える影響について、米FRB の出口政策でドル高基調になる、との見通しを示した。

米FRB は今回の公定歩合引き上げ等について、今月初めに終了した複数の異例な信用プログラムと同様に、FRB の貸出制度の正常化を目的としており、経済や金融政策見通しの変更を示すものではないとした。また、異例の低金利は「長期間」維持される見込みであることを改めて示した。


▼ドル円予想/
米利上げサイクルに入らず=伸びる相場でもない

マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さん(Masato Imai/ President CEO, Matt Capital Management)は19日夕、FX相場の動向について次のようにコメントした----。

19日、アメリカのFRBが公定歩合を突然0.25%引き上げた。これで0.5%から0.75%になった。唐突な感じが否めない利上げ。どういう理由で、どうしてこの時期に上げたのか非常に不思議です。 

ただ、FF金利を実質ゼロ金利にした後、公定歩合を更に下げて、FF金利と公定歩合の差を0.25%にまで縮めていて、金融危機に対応したということなので、金融危機は一旦収まったということで、正常に戻したということのようです。最近、地方の連銀から出てくる景気見通しが明るいものが多かったので、そちらのほうからせめて公定歩合は戻したほうがいいという意見が出てきたのだと思われます。

少し、サプライズでしたので、ドル高が進んでいますが、これで利上げサイクルに入るということでもないでしょうから、影響は一時的なものになるのではないかと思います。ユーロドルをショートにしていた人も、一旦利食いで、また売り場を探すのかなと思っています。ドル円も一時的に92円台に乗りましたが、あまり伸びる相場でもないでしょう。


▼今日の債券相場/
10年305回債利回り=1.300〜1.350%と見込む

シティグループ証券・投資戦略部、経済・金利戦略グループ、チーフストラテジスト(マネジングディレクター)の佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist, Citigroup Securities Ltd.)は今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした----。

今週の債券相場見通し

米国の公定歩合引き上げというサプライズがあった。しかし、発表後の米長期債利回りは上がっておらず、我が国の長期債利回りが上昇するのは理に適わない。金融政策に関し、FRB と日銀の方向性は異なっており、前者が後者に影響することは考えにくい。米中短期債利回りの上昇に円債が呼応する必然性は乏しい。引き続き3 月末に向けて強気相場が実現する公算はあると考えている。しかし、それを予見させる確かな証拠は現状、見当たらないのも事実だ。したがって、今週も狭いレンジを予想するしかないだろう。10年305回債利回りは1.300〜1.350%と見込む。イールド・カーブは20 年債入札以降、全般的にフラット化しよう。

本日の想定レンジとコメント 

米国公定歩合の引き上げが材料視されることは、もうないだろう。再び手掛かり材料難だが、そもそも外部環境への反応が鈍く、状況は変わらない。本日の相場はもみ合いと予想する。明日の20 年債入札への準備が多少残っているかもしれないが、2.10%台後半の利回り水準なら、それがイールド・カーブに大きな影響を及ぼすことは考えにくい。


▼NY金相場/
1100ドル割るレベルでは相当の買い意欲がある

スタンダード・バンク東京支店(コモディティ・トレーディング)支店代表・副支店長の池水雄一さん(Yuichi Ikemizu/ Head of Commodity Trading, Japan, Standard Bank Plc)は、NY金相場(Overnight Ranges)について、概ね次のようにコメントした----。

Gold&Silver

金曜日は突然の米利上げにより、早朝の急落によってはじまりました。1123ドルから1100ドルへ下げ、その後は一時1100ドル割れの場面がありましたが、そこはやはりアジアの実需の買いにより支えられてじわじわと上がって行き1105ドルでアジアは終わりました。その後の欧米ではさらに値を戻し、結局利上げの急落をすべて取り戻すまで上げてから1118ドル近辺で一週間を終えました。木曜のIMFのニュースも、金曜の米利上げも、下げても一日で買い戻され、最初のショックはすぐに吸収されてしまいました。やはり1100ドルを割るレベルでは相当の買い意欲があると思ってよいのだと思います。


▼米欧商品反発/
NY原油=期近は続伸:ドル下落で1カ月ぶりの高値

投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された19日の海外商品市況は次のようになった----。

◎NY貴金属引け速報=反発、米公定歩合引き上げによる急落から切り返す

金は反発。昨日の米公定歩合引き上げによるドル急伸で1100ドルの大台を下回ったが、金融引締めへの転換でないことから買い直され、逆に前日の高値を突破した。

銀は急反発。米公定歩合引き上げによるドル急伸や金の急落で値を消したが、ドルの反落によるリスク許容度の高まりで株・金・原油が切り返し、今週の高値を更新した。

プラチナは急反発。米公定歩合引き上げによるドル急伸で値を消したが、1500ドルを保ったあとは、ドルの反落でリスク投資が見直され、逆に前日の高値を突破した。

パラジウムは急反発。米公定歩合引き上げによるドル高で前日の安値を下回ったが、ドルの反落によるリスク投資の見直しや他の貴金属の急反発で今週の高値を更新した。

◎NY原油引け速報=期近は続伸、ドル下落で1カ月ぶりの高値

原油は期近が続伸。ドル相場の下落や株高、チャート面の強さなどを背景に、期近は1月14日以来の水準へと上昇した。

石油製品も期近が続伸。原油同様の展開となるなか、ヒーティングオイル期近が1月15日以来、改質ガソリン期近は1月12日以来の水準へと上昇した。(オーバルネクスト/シカゴ)

情報提供:株式会社オーバルネクスト:http://www.ovalnext.co.jp/

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ニュース・チェック

★東証1+2部時価総額(19日)=301兆0034億円(前日比−5兆1847億円)

★ニュース・ヘッドライン

午前の東京株式市場=株価は業種ベースでは全面高。米公定歩合引き上げに伴う円全面安を好感して300円超す急騰そなった。日経平均 が終値で前日比+320.01円高の10,443.59円、またTOPIXも同+24.97高の914.05、JASADAQ指数は同+0.15高の50.13となった。業種別株価指数の騰落率ランキングでは、東証33業種のうち全業種が上昇した。 

午前の東京外為市場=為替相場は総じて円安傾向。ドル円相場は91円台後半で推移、ユーロ円は急伸して125円台前半で推移している。

★堀内AIA社長のFXコメント=ドル円以外は、全て夜中には元の木阿弥運動

AIAの堀内昭利社長は19日夜、為替相場について概ね次のようにコメントした----。「朝6時前に寝たら、6時半に忍びの者が突如として襲ってきたって感じ。全く、あの時間帯、私の脳みそは動かないんだよ。それでドル円以外は、全て夜中には元の木阿弥運動。なんてことはない。午前中騒いだ連中が馬鹿見た印象。市場は完全にNY主導になっているね」。(2月19日。夜中)

★注目企業=IR情報+ニュースリリース

大和証券グループ本社(8601)

■「ダイワ365FX」手数料割引キャンペーン−『みんな割引』−のお知らせ
■大和証券担保ローンの事業譲渡について
http://www.daiwa-grp.jp/press/index.cfm

いちよし証券(8624)

■店舗開設のお知らせ
http://www.ichiyoshi.co.jp/stockholder/pdf/20100219_newbranch_j.pdf

積水ハウス株式会社 (1928)

■株式会社ジョイント・キャピタル・パートナーズの全株式取得およびジョイント・リート投資法人の第三者割当増資の引受け等に関するお知らせ
■興和不動産株式会社と積水ハウス株式会社との業務提携について
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2010.html